しあわせ脳のための「氣・血・水」とは、栄養素や、酸素や太陽エネルギーが体内に入ることによって細胞が活性化し、新たなエネルギーが生み出され、また、CO2や老廃物が回収されるというサイクルであると概観されます。
惣兵衛さんは、このような、しあわせ脳に導く「氣・血・水」の循環を、「チームプレイ」と「物流システム」という言葉で例えられました。「チームプレイ」とは、建材としての脂質やたんぱく質、エネルギー源としてのブドウ糖などの素材を基に、臓器たちや酵素や補酵素などのメンバーが連携を取り合って協業しているという意味なんですね。つまり人体とは「60兆の細胞で分業する生命共同体」ということなのです。いやあ、細胞って健気で何とも偉いっす。
さて、今回のグラフィティはこちら。「チームプレイ」を次のような絵でイメージ化してみたものです。
そしてまた、私はこの話しを聞いたとき、「これは学びの構造と同じではないか」と思いました。つまり、外部から知識や事実などの情報が体に入る過程(input)、それを自分の中で循環させ、咀嚼する過程(intake)、そして、入ってきた事実や情報が編み直され確かな知識が生み出され、一方、誤った理解や概念が廃棄される過程(output)、このようなサイクルによって、学びが生まれ、成長のスパイラルに向かっていくということです。
では、次回は栄養素がエネルギーに変わる過程についてのお話しです。ミトコンドリア君が登場します。